⭐︎本場黄八丈⭐︎まるまなこ⭐︎貴重な樺色⭐︎新品しつけ付き未着用

本場黄八丈、貴重な樺色です。まるまなこという綾織で、ムックラとした生地感が素晴らしい逸品です。

黄八丈は、黄色、樺色、黒色の3色を基調とした絹織物です。染料は島内に自生している植物の草木染で、黄色は八丈刈安（コブナ草）、樺色はマダミ（タブの木）の樹皮、黒色は椎の木の樹皮と沼浸けで染めて行きます。
媒染は榊・椿の灰汁（あく）など、アルミナ媒染によって鮮やかな発色が生まれ、独特の雅味と光沢を作り出しており、孫の代まで色褪せないといわれる卓越した染色技術が特徴です。（八丈島HPより）

今では年間300反程度しか織られておりません。中でも樺色、黒色は生産が少なく、また、最近は樺色が人気のようで、催事でしか新反を見たことがありません。全てのものが値上がりしているところですが、黄八丈は材料費の高騰に加え、織り手さんの高齢化、草木染めに手がかかることなどから、値上がり幅が大きいようです。

こちらは、特に難のない美品です。数年前に三越前の呉服屋さんで誂え大事にしておりましたが、手持ちが多すぎるので、どなたかお探しの方がいらしたら、お譲りしようかと思います。胴裏、八掛、仕立て代だけでも値上がりしており、絹紅梅の浴衣（単衣）ですら誂えると15万円近くになります。こちらも、箪笥に寝かしておくより、誂えるのはちょっと…でも伝統的工芸品を纏いたい！という方に着用いただいた方がお着物も幸せかと思いますので、一定の期間、出品します。

おそらく、今後、好みの格子で綾織のものは二度と手に入らないと思いますので、出品に迷いがあります。ご購入の際には念のためメッセージを入れてください。

寸法
身丈　160cm（肩身丈、10センチ弱伸ばせそうです。)
裄丈　66cm
袖丈　49cm
前幅　24.5cm
後幅　29.5cm


カラー···ブラウン
種類···着物
着物種類···紬
素材···正絹

商品の情報