【売約済】ルービンシュタイン／ショパン：ポロネーズ集(全7曲)、大ポロネーズ

ショパン
①ポロネーズ集
　第１番 嬰ハ短調 Op.26-1
　第２番 変ホ短調 Op.26-2
　第３番 イ長調 Op.40-1「軍隊」
　第４番 ハ短調 Op.40-2
　第５番 嬰ヘ短調 Op.44
　第６番 変イ長調 Op.53「英雄」
　第７番 変イ長調 Op.61「幻想ポロネーズ」
②アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22

アルトゥール・ルービンシュタイン（ピアノ）
録音：1964年3月ステレオ

サロン音楽家ショパンという意識もないではない向きには、この骨太なポロネーズがオススメ。さりとて闇雲に力強いわけではなく、時折差す翳りも炙り出し、ピアニズムの新時代を切り拓いたショパンを十全に提示しています。「幻想ポロネーズ」など、紆余曲折を経る隘路であり、ヴィジョンなき演奏家の手にかかれば退屈そのもの。深き愛情と理解によって、聴き手を優しくその深奥に誘うルービンシュタインほどの導き手は、世界広しといえどもそうはいないでしょう。2017年発行の名曲名盤500では、ポリーニ盤をおさえて第1位に選定されています。

ポロネーズ全集は、ルービンシュタインの独壇場だ。スケール雄大、肉厚のタッチ、これぞポロネーズというリズム感、どれをとっても最高。一般にはポリーニ盤の評価が高く、ポリーニ盤も素晴らしく出来がいいが、ルービンシュタインとは芸術家としての格が違い過ぎる。

男性的でしかも情緒豊かな演奏です。確かなテクニックで、ショパンの力強さと、祖国への郷愁が見事に描かれています。ポーランドの薫り豊かな名演です。超有名な「軍隊」や「英雄」は鳥肌ものです。もう一つの名盤であるポリーニ盤との聴き比べも楽しいです。

まさにルービンシュタインの十八番、独特のリズムをきざむポロネーズの演奏は第1番のオープニングから鳥肌もの。録音時77歳ですが全く年齢を感じさせない演奏。英雄ポロネーズを聴いてほしい。これはまさに奇跡、人間の奇跡なのだ。王者、ルービンシュタインの凄さがわかる驚異の名演だ。

通常盤では①の7曲だけが収録されていますが、当盤では②がフィルアップされています。

国内盤【CD club盤】帯無し、盤面傷無し　11

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